若くして世を去った稀代のストッパー・津田恒美が蘇って衣笠祥雄監督率いるカープを優勝に導くというファンタジー。
これを新聞小説のnote版、いわばnote小説といったらいいでしょうか、ほぼ毎日連載していく予定です。
原作はもちろん書籍版の「天国から来たストッパー!」ですが、この機会に内容を修正加筆して発表していくことにします。
すでにお読みになっている方は、初回からその変化にお気づきになると思います。
書籍版が初版とすれば、こちらは第二版の改訂版ということになります。
いずれかの回数までは無料で公開いたしますが、その後は有料となります。「おもんね」という方はそこまで。
先まで読みたいと思われたらご購入いただきたく、よろしくお願いいたします。
なお、今回の連載に当たっては、イラストレーターのにしもとおさむさんにご協力いただけることになりました。
こちらのカットも毎回お楽しみいただければ幸いです。
新型コロナウイルス拡大の影響で自宅待機が強いられるようになってこの方、ミュージシャンが自宅から音楽を配信したり、各界各様に様々な取り組みがされているようです。
歌舞音曲に疎く歌って踊っての動画をアップすることもできない私に、さてさていったい何かできるかと思案しての結果、拙著「カープ猛者列伝」を、ウイルスが収束するまでの間notoにて無料で公開することにいたしました。
残念ながら音楽とはちがって世界の誰もが親しめるものではなく、日本語圏限定、野球に興味のない方、カープファンでない方には屁のツパリにもならない内容ですが、この世界にひとりでも楽しみにしてくれる方がいると信じて公開することにいたしました。
同著はカープ球団創立50周年に合わせて1999年に刊行(私家版は2007年)。その時点でのカープ歴代OBから50人をピックアップして構成したもの。
そのお歴々の中から原則、毎日ひとりずつアップしております。
また「なんだかなー」の広島クオリティーを突きつけられて、落胆を隠せない。
まだ正式な決定ではなく、主催する実行委員会事務局である広島県が「方針を固めたことが9日、分かった」だけで、きょう官民の実行委員会が書面のやりとりで結論を出すようだ。(すでにそれは実行されたことだろう)
理由は「新型コロナウイルスの収束が見通せず積極的に誘客できない現状や、会場で感染が広がる恐れを踏まえて」のことで、延期ではなく中止にするのだという。
しかしこのコロナ問題は表向きの理由だろう。コロナウイルスの影響を考慮してのことであれば、結論を出すまでにまだ時間的な余裕はあったはずだし、いきなり中止としたのも不自然だ。
「固めた」というきのうの段階で発表しなくても、正式に決まってからでも遅くはなかった。
実は今朝の中国新聞でこの記事を読む前、昨日の段階で「ひろしまトリエンナーレ、空中分解へ」というネット記事を読んでいた。
それによると、広島県などが展示内容を審査するあらたな実行委員会をつくる方針が「表現の自由を脅かす可能性があり、検閲的」と抗議し、総合ディレクターの中尾浩治氏は、3月末に退任していたことを昨日の会見で明らかにしていた。
広島県の動きを危惧した中尾氏は、4月2日に湯崎英彦広島県知事と面談した。その際、湯崎知事は「広島は(あいちトリエンナーレ2019を開催した)愛知とは違う。広島は芸術祭と観光祭のハイブリッドだ。(新体制で)一流のアーティストが来ないのならしかたない」と発言し、新体制案について再考の意思は示さなかったという。
県のその方針は「表現の自由という芸術にとっての基本理念を脅かすことでもある」と、同氏は今後、同事業には参加しないことを表明し退任に至った。
その時点ですでに実行委員会からは現代美術を専門とする2名が抜けており、さらにキュレーター3名、参加が決まっていたほぼ8割にあたるアーティスト約30組も参加を拒否することが明らかになったことで、「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」は事実上空中分解した。
つまり中止も何も、広島県の頑なな姿勢によって実施しようにもできない事態に陥ってしまったのだ。広島県はその失態を曖昧にし責任論を回避するために、中尾氏の会見記事に合わせて、コロナウイルスによる中止というストーリーをでっちあげてメディアにリークしたのだろう。
ヒロシマは1945年8月6日の被爆からひと月あまりで進駐してきたGHQによって原爆に関する表現を検閲され、表現の自由を奪われたという悲しい歴史を持っている。
そのために原爆被害の実態は、ほとんど外部に知られることがなかった。また、その間に偏向した好ましからざる情報が国内はもとより、世界に伝播することになった。
そのことが被爆者救済の遅れにつながったのだろうし、ヒロシマと当事国アメリカとの溝を深めるという悲しい現実を生んだことも否めない。
そのヒロシマが、前のめりに表現の内容を検閲しようとし、自由を奪おうというのはなんたる皮肉、なんというブラックジョークであろうか。
2、3日前から、ようやく野良作業にリキが入りはじめました。
去年の年末から介護があわただしくなってきて、春の気配を知りながらも、どこか気分的に落ち着かなかったんでしょう。
啓蟄になって虫たちが活動を始めるように、なにかのきっかけ、時期というものがあるんでしょうか、急に畑仕事がしたくなってきたのです。
今年の野良作業初めは、ホーリーバジルの種まきからでした。
野良作業にもようやくエンジンがかかってきた。そうはしゃいでいた翌日、なんと畑は、このざまに。
イノシシか、はたまたタヌキかキツネか、野良作業エンジンのギアを入れた途端に、いきなり冷や水ぶっかぶりますた。笑
で、けふも来られました、お獣さま。
明け方に飼い犬のシロが吠えたので、すわおいでなさったと、寝床飛び出し、まずはシロを放ってから、やにわに棍棒つかんで畑にまわってみれば、そらこのとおり。
またもや畝をほじくり返しておりました。
にしても、何が悲しくてこんなこと繰り返してんでしょうか、やっこさん。
たぶん牛糞が目当てなんざんしょうが、ほかに食うもんないんでしょうかね。
柵が壊されているところがあって、侵入経路はすぐに判明。
野ライターを見くびるんじゃござんせんよ。
落とし穴か罠でも仕掛ければイチコロざんしょが、さてさていかがいたしますかな。と、思案六法。あれこれ考え巡らせながら、午前中にひと畝手入れをいたしやした。